挽き板などを正方形や長方形に接合したフローリング。通常、300mm
角が主流。素地床の上に接着剤と波釘[なみくぎ] で張る。
挽き板などを正方形や長方形に接合したフローリング。通常、300mm
角が主流。素地床の上に接着剤と波釘[なみくぎ] で張る。
亜麻仁油に天然レンジ (松脂)を融解しそのなかにコルク粉や木
粉、石灰石粉、顔料などを入れて練り、ジュート (粗麻) に伸
ばして製造する天然素材床材。一時は樹脂系床タイルに押されて生
産料が減っていたが、近年のエコロジーブームで復活してきた素材。
コルクを原料とした床材。多くは熱などを加えて圧着しているので
身体に安全な材料であるコルクの素材は樫の木の皮。この木は、皮
が厚く長命な常緑樹で、立木を枯らさない程度の皮を同じ木から周
期的に剥ぎ取ることができ、全体で年間約50万トンも生産できる。
このことから、環境に優しい製品として脚光を浴びている。
畳表が七島藺[しちとうい]でできた縁なし畳で、普通の畳よりも
ざっくりとした風合いをもつ。耐久性が高く、かつては道場の畳に
よく使われたが、最近は住宅でも好んで採用される。
畳の台となるもの。藁のみを使用する我床[わらどこ]、藁の間に
ポリステレンフォームなどを挟んだサンドイッチ畳床 (または化
学畳床)、藁をまったく使わない建材畳床の3種類がある。
畳表の長手方向の縁を、畳に固定させるために用いる布製の縁。畳
縁の幅は、9~1寸(27~30mm)とするのが一般的であるが、部屋の
印象を軽くするために8分(24mm)と細くすることもある。
中部、東北、北陸の一部、沖縄などで使用されてきた畳の基準尺。
京間と田舎間の寸法の中間にあるもので、長さ6尺×幅3尺のもの。
相の間[あいのま]、中京間[ちゅうきょうま]と呼ばれることもある。
田舎間は、京間の1間=6尺5寸に対して1間を6尺にとったもの。関東
間、江戸間ともいわれ、長さが5尺8寸であることから五八間畳[ご
はちま]ともいう。
畳のモジュールの一つ。京都を中心に大阪、瀬戸内、山陰、九州で
用いられてきたもの。
畳を一室に敷き詰める場合の社会的な慣習のことをいう。婚礼など
の祝い事では祝儀敷き[しゅうぎじき]とし、葬儀などの不祝儀の
際には不祝儀敷き[ぶしゅうぎじき]とする。