Archive for category 建築用語 内装編

幅木(はばき)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

壁が床に接する部分に取り付ける横板。汚れや傷を防止する目的と、
施工上、納まりをよくする目的で使用される。壁面より出る出幅木
[ではばき]、壁面より引っ込む入幅木[いりはばき]、壁面と同
面の平幅木[ひらはばき]がある。

見切り縁(みきりぶち)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

段差がない場合に見切りとして入れられる横木。また、床材に真ち
ゅう棒などを見切り縁として入れる場合もある。

廻り縁(まわりぷち)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

天井と壁との取合い部に、納まりと意匠を兼ねた目的で入れられる
棒状の部材。木製のほかに樹脂製の製品もある。

雑巾摺り(ぞうきんずり)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

床の間や地板、押入の中板、棚板などの部材と壁との見切りに取り
付ける小断面の部材のこと。壁際の板床を雑巾がけするときに当た
る部分で、壁面を保護することからこう呼ばれる。

膳板(ぜんいた)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

窓の額縁と一体になり、窓台の上に窓の下枠と一緒に納まる部材。

窓台(まどだい)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

窓を支える横架材で、窓の下枠を下部に取り付ける下地材のこと。
膳板[ぜんいた] の荷重も受けるため釘でしっかりと取り付ける
必要がある。

敷居(しきい)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

障子や襖などを滑らせるために溝を切った横材。上部の鴨居と対に
なる。縁側の外部に設けて雨戸などに使用する一筋敷居[ひとすじ
しきい]、溝のない無日敷居[むめしきい]、足固めを兼ねた差し
敷居[さししきい]などがある。

鴨居(かもい)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

障子や襖などの上部にある棟木で、建具を滑らせるための溝がある。
溝のないものは無目鴨居[むめかもい]と呼ぶ。壁面に取り付け、
鴨居に似せた化粧材を付け鴨居[つけかもい]という。

長押(なげし)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

柱を両側から挟み打ち付けた横材。和風建築で用いられる。元来は
梁や桁と同じ構造材であったが、現在では化粧材としての意味合い
の大きい内法長押[うちのりなげし]を示す場合が多い。使用され
る位置により、地長押 [じなげし]、腰長押[こしなげし]、天
井長押[てんじょうなげし]などがある。

荒床(あらゆか)

Posted by on 日曜日, 15 1月, 2006

下地として板を床に張る場合、畳下に張るもの。最近は畳下の荒床
に合板を利用することが多いが、木造の場合、床の通気をよくし床
下からの湿気による腐食を防ぐためにも、荒床にはムクのスギ板を
張ることが望ましい。