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漆喰(しっくい)の使用法

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

昔から漆喰(しっくい)が使用されていたところを見ると、漆喰の効用がうかがい知れると思います。
城壁:白壁の透き通った外壁は、耐久性がすぐれる一方、権威の象徴として尊重されました。
土蔵:土壁の上に塗ることにより、土壁の低い強度を補完しつつ、化粧材の役割をします。また漆喰の吸放湿性・防かび性が貯蔵品の長期保存に大切な役割をします。
家屋の内壁:灯りの乏しかった昔の家では、漆喰表面の乱反射する特性が家の中を明るくしました。
押入れ:漆喰の高い吸放湿性・防かび性は、布団のだに・かび対策に有効です。
お風呂場: かびの繁殖しにくい特性が湿気の非常に多い浴場に有効です。

漆喰(しっくい)と日本の関わり

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

漆喰(しっくい)の建物は、日本では法隆寺、高松塚古墳の約1,300年前にさかのぼり、その後江戸時代になってから、城郭、そして町屋文化とともに漆喰壁は多く使用されるようになりました。漆喰の良さ・堅牢性は歴史が物語っています。

漆喰(しっくい)の歴史

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

漆喰(しっくい)の原料である石灰は文明とともに生きていくことになります。古代エジプト文明のピラミッドやローマ・ギリシア文明の建物等もヨーロッパのフレスコ画も石灰(一種の漆喰)でつくられています。ほかに、マヤ遺跡、万里の長城、日本の法隆寺、高松塚古墳等世界を代表するいにしえの建物はほとんど漆喰でできているといっても過言ではありません。

漆喰(しっくい)の原料

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

漆喰(しっくい)の原料「消石灰」は、石灰石を焼成・消化した物です。現在の石灰石は、2億~3億年前のサンゴ礁と言われています。サンゴは海の中で海中の二酸化炭素を吸収し石灰質の殻を作ります。海の中にあったサンゴ礁は、その後の造山活動により隆起し陸となり、日本各地の石灰鉱床を生成したとされています。

漆喰(しっくい)とは

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

漆喰(しっくい)とは、石灰に海草糊やスサ(麻の繊維や紙などを細かく切ったものまたは川砂)を混ぜてペースト状にしたものです(コテで押さえて仕上げる)。石灰はカキの貝殻などを粉にしたものを混ぜたようですが、現在の漆喰は化学糊を使いるものもあります。むかしの左官はそれぞれの材料を混ぜて漆喰を調合しました。今では全て混ざったものが売られています。漆喰の持つ特性は環境問題にも、シックハウス対策にも有効です。

桐のやわらかさ

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

 桐には柔組織で構成されるためクッション性があります。床のフローリングに使用すれば足腰への負担も軽減され、疲れにくく、転んでも怪我をしにくいという特徴があります。ひざにもやさしいので子供やお年寄りに最適です。今でも体重の重い相撲の力士が桐の下駄を履いていますが、ひざへの負担とかるくするという理由でも使用しているのです。

桐の腐食性

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

 桐には防腐効果のあるタンニンという成分が含まれているので腐食に強いです。また、このタンニンが含まれているため桐自体が変色するので使えば使うほど時間とともに味がでてきます。

桐の虫がつきにくい特徴

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

 桐にはパウロニン・セサミンなど虫がつきにくい成分が含まれているため虫がつきにくいという特徴があります。パウロニン・セサミンの作用があるため昔からタンスなど貴重品を保存するために利用された。

桐の恒湿作用

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

 桐は湿気をすったり、はいたりすることで湿度変化に強く、湿度変化を緩和する特徴があります。桐のタンスに大切な着物を保存するのはこの特徴を利用しています。また、湿度を一定に保ってくれるので他の木材に比べカビの発生が軽減されるという特徴もあります。

桐の燃えにくさ

Posted by on 日曜日, 9 7月, 2006

 桐は熱が伝わりにくいことから、昔は火鉢の材料として使われていました。発火点が400度と耐火性も高いのです。火がついてもすぐに炭化してしまうので、金庫の内部にと利用されています。