◎炭の暮らしの中での使い方
燃料としたのはもちろんですが、それだけではありません。1972年中国で約2000年前の古墳が発見されました。そこに埋葬されている棺の周囲には約5トンもの炭が埋設されていたといいます。日本でも古来より、京都御所をはじめ神社仏閣の床下に炭を強いて建物を湿気から守ったといいます。古代の人たちは炭の持つ不思議なパワーを知っていたのでしょう。
◎炭の暮らしの中での使い方
燃料としたのはもちろんですが、それだけではありません。1972年中国で約2000年前の古墳が発見されました。そこに埋葬されている棺の周囲には約5トンもの炭が埋設されていたといいます。日本でも古来より、京都御所をはじめ神社仏閣の床下に炭を強いて建物を湿気から守ったといいます。古代の人たちは炭の持つ不思議なパワーを知っていたのでしょう。
■炭を床下調湿剤に使うわけ
炭にはいろいろな効果がありますが、代表的なものといえば「調湿」効果でしょう。炭は多孔質という構造から、湿気が多い場合には吸収し、乾燥すると湿気を放出するという特徴があります。この調湿効果は「床下調湿剤」などに利用されています。床下や押入れ、タンスなど湿気のたまりやすい場所に調湿剤を置くと、湿度を適度な状態に調整し、快適な生活空間を保ちます。
◎竹炭にある無数の穴
炭は炭素のかたまりで、このかたまりの中に無数の孔があり、その無数の孔の中にまた無数の穴があります。こういう構造を「多孔質」といい、木炭の不思議なパワーの秘密がこの孔の多い構造にあります。
◎炭の種類
木炭は大きく白炭と黒炭に分けられます。どちらもつくり方の大筋は同じですが、炭焼きの温度と最後の火消しの方法が違い、まったく異なる炭質の木炭ができます。白炭の肌は白っぽく灰が表面に付いていますが、黒炭は黒一色です。また、白炭は硬く、叩くと金属音がするのに比べ、黒炭は鈍い音がします。白炭のいちばん代表的な炭が備長炭です。
◎炭の歴史
その歴史は大変古く、人類が火を使い始めた石器時代前期までさかのぼります。わが国最古の木炭は愛媛県肱川町鹿ノ川の洞窟から発見されたもので、およそ30万年前のものとされています。日本に正式に伝わったのは平安時代と言われ、その後の日本の文化に多大な影響を与えました。
繊維やパルプを使って綿のような柔らかい感触を出した繊維壁、色砂を糊で練ったものを表面仕上に使用した砂壁、どちらも和室の伝統的な室内塗装に用いられる素材です。ひび割れ、汚れなどが目立たないのが特長ですが、表面がはがれやすいという欠点があります。老朽化によってはがれやすくなりますので、はがれが目立ちはじめると張替えの目安となります。
珪藻土(けいそうど)とは、植物性プランクトンが海底に堆積し、長い年月をかけてできた粘土状の泥土となったものです。細かい気孔を持つ粒子が湿気を吸い取るので、空気が乾燥したときは湿気を逃がし、室内の環境を快適にします。珪藻土には調湿作用があり、住みやすい環境を作り出すことが出来るのです。
珪藻土の効果
○調湿効果
珪藻土は、調湿壁材として、吸湿、放湿を繰り返しながら、部屋の湿度を調整する機能を持っています。湿度が高くなると部屋の中の湿気を吸いはじめ、冬場の乾燥時、湿度が低くなると、含んでいる湿気を放ちはじめます。
○結露防止
珪藻土は、調湿壁材として、吸湿、放湿を繰り返しながら、部屋の湿度を調整する機能を持っています。湿度が高くなると部屋の中の湿気を吸いはじめ、冬場の乾燥時、湿度が低くなると、含んでいる湿気を放ちはじめます。
○不燃性
昔から火に強い土として、耐熱温度が1700度と高く、七輪・コンロ・耐火断熱レンガなどの原料として使用されてきました。天然の土や砂を主成分とした珪藻土は、無機質不燃材からなり、防火性に優れています。
○消臭効果
タバコや調理の臭い、トイレの悪臭、ペット臭などの悪臭物質を吸着することによる消臭効果があります。
○防汚性
自浄作用があります。付着した飲料のしみ、タバコのヤニなどを時間の経過と共に分解。壁をきれいに保ちます。
○快適な生活環境
珪藻壁には調湿効果や消臭効果などがあるために一般の住宅に使われているクロスなどよりも快適な生活環境を築いてくれます。
気象庁の地震情報ページ
最近1週間の地震情報が掲載されています。震度速報、震源に関する情報、震源・震度に関する情報、各地の震度に関する情報、遠地地震に関する情報、その他地震情報が掲載されています。
防災科学技術研究所高感度地震観測網(防災科研Hi-net)では,収集された連続波形データ等の公開を行っております.また,地震調査研究推進本部が定めた高感度地震観測データの流通・公開の具体化方針に沿って、気象庁、国立大学、防災科研との間で、高感度地震観測データの流通が行なわれることとなり、これらのデータもすべて、防災科研Hi-netのWEBサイトから一般に公開されています。
社団法人日本建築学会は,会員相互の協力によって,建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達をはかることを目的とする公益法人です。1886年(明治19年)に創立されて以来今日にいたるまで,わが国建築界においてつねに主導的な役割をはたしてきました。