ミネラル効果
炭の元となる木は、土からミネラルなど必要な栄養分を吸いながら大きくなり、このミネラル成分は木の中に残ります。木を炭化することによって、さらに水に溶け出しやすいミネラル(炭酸塩、酸化物など)になり、水の中にこの炭を入れておくと、ミネラルウォーターのようになる
ミネラル効果
炭の元となる木は、土からミネラルなど必要な栄養分を吸いながら大きくなり、このミネラル成分は木の中に残ります。木を炭化することによって、さらに水に溶け出しやすいミネラル(炭酸塩、酸化物など)になり、水の中にこの炭を入れておくと、ミネラルウォーターのようになる
脱臭効果
炭にある無数の孔による効果は、臭いの元となる空気中の汚れの成分や有害不純物を吸着するので、炭は脱臭効果をもつ
浄化効果
炭にある無数の孔は水の中の不純物を吸着します。炭についている有用微生物が分解し、科学物質を浄化する作用を持っています
調湿効果
炭を電子顕微鏡で見ると、数ミクロンから数百ミクロンの小さな孔が無数に縦横無尽にあいていて、この孔の表面積は1gの炭で約300㎡になります。この孔により水や空気が通過する時に、湿度が高いと湿気を吸収し、逆に乾燥している時はその水分を放出する加湿器のような役割をする。
◎炭の暮らしの中での使い方
燃料としたのはもちろんですが、それだけではありません。1972年中国で約2000年前の古墳が発見されました。そこに埋葬されている棺の周囲には約5トンもの炭が埋設されていたといいます。日本でも古来より、京都御所をはじめ神社仏閣の床下に炭を強いて建物を湿気から守ったといいます。古代の人たちは炭の持つ不思議なパワーを知っていたのでしょう。
■炭を床下調湿剤に使うわけ
炭にはいろいろな効果がありますが、代表的なものといえば「調湿」効果でしょう。炭は多孔質という構造から、湿気が多い場合には吸収し、乾燥すると湿気を放出するという特徴があります。この調湿効果は「床下調湿剤」などに利用されています。床下や押入れ、タンスなど湿気のたまりやすい場所に調湿剤を置くと、湿度を適度な状態に調整し、快適な生活空間を保ちます。
◎竹炭にある無数の穴
炭は炭素のかたまりで、このかたまりの中に無数の孔があり、その無数の孔の中にまた無数の穴があります。こういう構造を「多孔質」といい、木炭の不思議なパワーの秘密がこの孔の多い構造にあります。
◎炭の種類
木炭は大きく白炭と黒炭に分けられます。どちらもつくり方の大筋は同じですが、炭焼きの温度と最後の火消しの方法が違い、まったく異なる炭質の木炭ができます。白炭の肌は白っぽく灰が表面に付いていますが、黒炭は黒一色です。また、白炭は硬く、叩くと金属音がするのに比べ、黒炭は鈍い音がします。白炭のいちばん代表的な炭が備長炭です。
◎炭の歴史
その歴史は大変古く、人類が火を使い始めた石器時代前期までさかのぼります。わが国最古の木炭は愛媛県肱川町鹿ノ川の洞窟から発見されたもので、およそ30万年前のものとされています。日本に正式に伝わったのは平安時代と言われ、その後の日本の文化に多大な影響を与えました。
繊維やパルプを使って綿のような柔らかい感触を出した繊維壁、色砂を糊で練ったものを表面仕上に使用した砂壁、どちらも和室の伝統的な室内塗装に用いられる素材です。ひび割れ、汚れなどが目立たないのが特長ですが、表面がはがれやすいという欠点があります。老朽化によってはがれやすくなりますので、はがれが目立ちはじめると張替えの目安となります。