桐の細胞の内部は空気で満たされているため(空気の層ができている)桐は防音効果が高く、昔から楽器の材料に使われていました。建物の2階フローリングに桐を使ったら1階に音が響かなくなったという話もあります。
桐の細胞の内部は空気で満たされているため(空気の層ができている)桐は防音効果が高く、昔から楽器の材料に使われていました。建物の2階フローリングに桐を使ったら1階に音が響かなくなったという話もあります。
桐の細胞の内部は空気で満たされているため(空気の層ができている)熱が伝わりにくいです。このため断熱効果が高い。桐を建物の床や壁の材料として使うと室内の温度が外気温に左右されないため冷暖房の効率が良くなることから地球に優しい材料です。ちなみに冷房の場合設定温度を20%低くしても同じ室温を保てます。
桐は他の木材と比べ伸び、縮みが小さいことから変形が起きにくく寸法通り隙間なく加工することができます。機密性が良いので外気を遮断し温度や湿度の変化を受けにくいことも特徴です。
桐の比重は0.28~0.3と国内産の木材の中で最も軽いのです。
桐製の家具は軽いので、掃除の時や配置換えの時は移動がお手軽です。
日本では飛鳥時代に各地で桐を栽培するようになりました。日本ではもともと資源が少ないので重宝され、実用的には火鉢(燃えにくい)・下駄(磨耗に強い)・茶道具・小物入れ・衣類、美術品、宝石の収納箱・弦楽器の材料として琴、琵琶に使用されました。
桐箪笥の製造は17世紀に始まり農家の副業として桐の植樹が盛んになり桐の生産性が上がっていきました。明治・大正と需要が拡大し昭和30年~45年頃までが生産量のピークでした。それからは手間のかからない合成樹脂を使った家具に地位をとってかわられ桐製品は弱体化しますが、総桐づくりの高級品が生き残ることになりました。
現在では国内の桐の生産は少なく、中国・台湾・アメリカ・ブラジル・パラグアイから輸入されています。
桐の原産国は中国です。中国では秦の始皇帝の時代から貢物の箱や装飾品の入れ物に使用されていました。つまり3000年以上も昔から人は桐の特性を理解して桐を原料に貴重品などを保存していたことになります。英語では桐のことをポローニア(PAULOWNIA)または、プリンセスツリー(PRINCESS
TREE)と呼ばれています。中国のお話で桐に鳳凰が巣をつくるといわれていて非常に高貴な木とされているそうです。プリンセスツリーの由来は、中国では鳳凰のことを皇帝の奥さんを示し皇后(プリンセス)からの例えということです。
桐の成長は約15年~20年と早く、昔から女の子が生まれると桐の苗を植えて嫁入りまえのとき伐って箪笥をつくり、嫁入り道具としてもたせるという習慣があったそうです。現在、建材用として多用されている松が約40年、杉・桧が80年を要することを考えれば非常に成長が早い木であることが分かります。
マイナスイオン効果
炭にはマイナスイオンを増加させ、副交感神経に働きかけ、心身をリラックスさせる鎮痛効果があります。炭を使用することでのマイナスイオン効果はモノが傷むのを遅延させる効果があります。
有害電磁波の遮ヘイ効果
炭の原料である木はもともと電気を通さないが、高温で焼かれると、セラミックのように硬くなり、電気を通すようになる。備長炭を打ち合わせるとキンキンと金属音のような音がする。電気特性の面でも金属に近くなる。
遠赤効果
炭は暖まると遠赤外線を発生する。遠赤外線とは、目には見えない暖かい光線です。遠赤外線が当たると気温、風、空気の状態に関わらず暖かくなる。その効果は身体の深いところまで行き届き、血行や新陳代謝を促す