溶接作業中に、溶接棒や溶接ワイヤから溶接ビード表面上や溶接近
傍の母材周辺部に飛び散った溶融金属の粒。スパッタの発生を抑え
るためには、マグ溶接のノズルにスパッタ防止材を付けて溶接した
り、スパッタ防止剤を溶接近傍の母材に塗布する。
溶接作業中に、溶接棒や溶接ワイヤから溶接ビード表面上や溶接近
傍の母材周辺部に飛び散った溶融金属の粒。スパッタの発生を抑え
るためには、マグ溶接のノズルにスパッタ防止材を付けて溶接した
り、スパッタ防止剤を溶接近傍の母材に塗布する。
溶接施工に関わる管理技術者のこと。溶接施工管理技術者ともいう。
(社)日本溶接協会WESで認定された溶接技術者が一般的。溶接技
術者の認定種別には、特別級・1級・2級の三つがあり、その業務
に差異はあるが、490N級の鋼材を使用した通常の鉄骨造ではWE
S2級で十分である。
溶接を行う溶接技能者の溶接部分に対する姿勢。
根巻きとは、鉄骨の脚元をコンクリートで固めること、またその状
態を指す。根巻きするコンクリートを根巻きコンクリート
[ねまき-]という。型枠組立てに先立ち、墨に沿ってモルタルを
盛り、建込み定規とするモルタルを根巻きモルタル[ねまき-]も
いう。
鉄骨の柱脚部に取り付ける鋼製の底板。底板にはアンカーボルト用
の孔がある。アンカープレート、ウィングプレートともいう。
一端をコンクリートなどに埋め込んで用いるボルト。鉄骨の柱脚部
の基礎への緊結に用いる。
大型の部材を用いて工場製作された鉄骨部材を部分的に分割し、現
場に搬入してから建方前に地上で組み立てること。仮組み[かりぐ
み]ともいう。また、現場搬入前に、工場製作ヤードなどで仮組立
てを行って、組立精度などを確認する作業のこと。
梁を1本ずつ吊らずに、位置をずらして数本を一度に吊る方法。ク
レーンの吊上げ時間が短縮でき、作業の効率化が図れる。
建方の種類には、積上げ方式(横割り方式)、建方、建逃げ式(縦
割り方式などがある。
鉄骨柱の垂直精度を修正するための作業のこと。建てた鉄骨柱が垂
直になるように、ターンバックルを仕込んだワイヤロープを張り、
それを緊張させて修正する。ターンバックルの代わりにレバーブロ
ックを使用することもある。建入れ直し[たていれなおし]、歪み
取り[ゆがみとり]ともいう。