高カボルト接合において仮ボルトを抜き、すべての本締めボルトに
均等に所定のトルク値を与え、摩擦面間が完全に密着するように締
め付ける作業のこと。
高カボルト接合において仮ボルトを抜き、すべての本締めボルトに
均等に所定のトルク値を与え、摩擦面間が完全に密着するように締
め付ける作業のこと。
山形鋼と銅板、銅板と鋼板を溶接などの接合法によって、I型に組
立られた鉄骨梁のこと。プレート梁ともいう。
プレート柱やプレートガーターなどのウエブ部分の座屈を防止する
ために、ウエブに添えて取り付ける補強用の鋼板のこと。比較的小
さいものをリブともいう。
箱型断面などの閉断面部材に曲げやねじれに対する補強材として山
部に配置する板。
現場の本溶接用として工場製作で取り付けておく仮設用のプレート。
鉄骨建方の際に部材相互のずれをなくしたり、開先の精度を保持し
たりする。本溶接施工中または本溶接後に切断する。
添え板[そえいた]またはスプライスともいう。鋼構造部材である
鉄骨柱や梁などの継手において、応力伝達のために部材に添える接
合用鋼板のこと。厚さの異なる鉄骨部材をスプライスプレートを挟
んでボルト接合するときの厚さ調整用の薄い鋼板をフィラープレー
ト、またはフィラーという。
構造的負担が人きい主要構造材の仕口などに用いる補強鋼板。梁の
ウェブにスリーブ管を施工する場合や、断面欠損を補うために取り
付ける。食違いや仕口のずれなどの補強処置にも使われる。
鋼材表面が所定の温度に達すると溶け出すチョーク。パス間温度な
どの管理には不可欠。
熱電対によるセンサーを接触させることによって、表面の温度が測
定できる温度計。放射熱で温度を計測する放射形温度計は、非接触
で表面温度が計測できるが、色の変化による補正が必要である。
主にマグ溶接における完全溶込み溶接時の施工条件管理を指す。入
熱は一定の溶接位置における熱量をいい、パス間温度とは、次の溶
接を行う直前の溶接近傍の温度を指し、開先面から10mmの位置で測
定される。主に入熱は靭性に、パス間温度管理は強度(引張強さ・
降伏点)に影響を及ぼすため、内質管理が重要視される。