塩化ビニル樹脂または、塩化ビニル共重合樹脂に可塑剤、安定材を
加え、荒粒の炭酸カルシウムを主とし、有機または無機の繊維など
無公害充填材を使用したビニル床タイル。安価で施工性・寸法安定
性が高く、最も普及している製品で、長尺ものが多いのも特徴である。
塩化ビニル樹脂または、塩化ビニル共重合樹脂に可塑剤、安定材を
加え、荒粒の炭酸カルシウムを主とし、有機または無機の繊維など
無公害充填材を使用したビニル床タイル。安価で施工性・寸法安定
性が高く、最も普及している製品で、長尺ものが多いのも特徴である。
根太とは木工事において床材を直接受ける角材のことで、大引に載
せて梁間に架け渡す工法のこと。1階で大引に平行な壁際には、根
太掛けを平割り材で取り付ける。2階の根太は成が大きいため、載
せ掛けにせず梁に根太掘りを施し、転びやねじれが起きるのを防ぐ。
仕上げ材の反りや暴れなどを防ぐために、表面材の裏側に、もう一
層材料を張ること。一般的に合板などが用いられる。床仕上げなど
の場合、コンパネを捨張りにする場合などがある。
床仕上げに限らず、仕上げ材を張る場合、下地を張らずに直接仕上
げる工法。主にカーペットを張るときに使われ、接着工法とも呼ば
れる。カーペットの場合、床の全面に直接接着剤を塗布し、カーペ
ットを床面に全面圧着する。
現場で打放しした鉄筋コンクリートの床の上にフローリング、ビニ
ルタイルなどの仕上げ材を直接張る工法。ただし、コンクリートそ
のままでは下地にならないため、厚さ15~20mmの均しモルタル[な
らし-]で平面に均す必要がある。
土間やコンクリートスラブの上に木造の床を組む場合の工法で、半
割りの大引の上に根太を打ち付けるもの。二重床のような床下の空
間はできない。
床の衝撃音や振動音を遮断するために、床とコンクリートスラブな
どの構造体との間を防振材で絶縁する床の工法。
大引や根太などで組まれた乾式の床のこと全般を指す。二重床構造
とも呼ばれる。
敷き詰めカーペットの最も一般的な工法。施工の際にフェルトなど
クッション材を用いる。敷き込む部屋の周囲に木製のグリッパーエ
ッジを打ち付け、カーペットを引き伸ばし、逆目のピンに差し込ん
で留め付ける。カーペットの端は壁とグリッパーエッジの隙間に差
し込む。
カーペットで中敷きや部分敷きをする場合、床を傷付けないように
釘や接着剤を一切使わず、置くだけの工法。滑りやすい床の場合、
カーペットが動いてしまい危険なため、スリップ止めとして裏面に
下敷き材を使用する必要がある。