デッキプレートとコンクリートによるスラブ。中小規模の鉄骨造に
よく見られる。デッキの山形部分にひび割れが入りやすいため、そ
の部分には補強筋が必要。
デッキプレートとコンクリートによるスラブ。中小規模の鉄骨造に
よく見られる。デッキの山形部分にひび割れが入りやすいため、そ
の部分には補強筋が必要。
コンクリートスラブの型枠や床板として用いられる波形の鋼板。
通常のPCa版は比重1.9程度(コンクリート比重)だが、特殊なコン
クリートを用いて、より軽量化したPCa版。軽量骨材や気泡を混ぜる
ことで、比重1.0~1.5とした製品が各種開発されている
前もって製作し、現場で取り付ける(プレキャスト) コンクリー
ト製のパネル。ほとんどが専門メーカーの工場で製作され、おもに
中高層ビル用の外壁として使われる。なおプレストレストコンクリ
ート(PC)との混乱を避けるために、PCaと書き表す。
設備開口や換気孔などに取り付ける連続羽状の覆い戸。通気を確保
しながら雨水を遮る。一般的な水平羽根のガラリに加え、止水性に
優れる縦ガラリもつくられている。本来ルーバーもガラリと同じも
のだが、こちらは日よけや目隠しの意味が強い。
もともとは帯を示すsashからきており、枠材のことだが、意味が広
がって窓自体を指すようになった。代表的なアルミ製のほか、スチ
ール、ブロンズ、木、塩ビ樹脂などでもつくられている。
シーリング材を使用せずにガスケットだけで構成された目地。隙間
が生じるためオープンジョイントにしないと成り立ちにくい。これ
に対して、シーリング材を使用した目地をウェットジョイントと呼
ぶことがあるが、普通は外部側にシーリング材を打った目地、フィ
ルドジョイントのことを指す。
充填目地、シーリング目地ともいう。外部側にシーリングを充填す
る一般的な目地。PCa版目地では室内側にガスケットを備えて、
シーリングが切れて目地内に水が入っても二次的に止水するように
している。普通は積極的に外気を目地内に導入しないため非等圧目
地になる。
サッシ内部やパネル目地内を外気に開放し、内外の圧力差をなるべ
く小さくすることで雨水の浸入を防ぐ方式。等圧構法と呼ばれる。
設計は難しいが、水密性能の永続性が期待できる。
PCa版の縦目地内に設けられたやや幅の広い部分。流入する空気
の圧力を減じて流速を下げ、水を落下させることが目的だが、実際
の減圧効果は疑問である。ただし水切目地としての働きはある。