水酸化アルミ、蛭石、金属など無機質材を主原料とした壁紙。原料
の特性から防火性能を高めているのが特徴であり、不燃石膏ボード
を下地材にした場合、防火性能は「不燃仕上げ」として認められる。
そのため内装制限により不燃仕上げが求められる場所(地下街、11
階以上の建築物の内装、避難階段の壁・天井など) で使用するこ
とができる。
水酸化アルミ、蛭石、金属など無機質材を主原料とした壁紙。原料
の特性から防火性能を高めているのが特徴であり、不燃石膏ボード
を下地材にした場合、防火性能は「不燃仕上げ」として認められる。
そのため内装制限により不燃仕上げが求められる場所(地下街、11
階以上の建築物の内装、避難階段の壁・天井など) で使用するこ
とができる。
平織、綾織などの織物や経糸張り[たていとはり]、不織布、伝統
的な葛布[くずふ]を裏打ちしたものなどをいう。柔らかな質感が
あり吸音機能や調湿作用などももつ。素材はレーヨンが多いが、天
然素材を利用したものなども登場している。防火壁装の分類では、
防火性能の区分上「織物壁紙」と「化学繊維壁紙」に分けられてい
る。織物繊維はレーヨンをはじめ、綿、麻などがある。化学繊維壁
紙とはアクリル繊維などをいう。
コンクリート面などに粘土状の援着剤を一定間隔に塗り、石膏ボー
ドを押し付けて張る方法。施工が簡易だが、防音・遮音性能に劣る
ため、採用する際に考慮が必要である。
平滑に一面の大壁とする工法。石膏ボード仕上げとし、ボードの幅
方向の両端にテーバーを付けた製品を利用し、セメントやジョイン
トテープを使って仕上げる。テーパージョイント工法ともいう。
簡単な壁紙の上張り方法の一つで、接合部を1cmほど重ねながら張
っていくもの。和紙など、継目を意匠とする場合に用いられる。
壁紙を上張りする際に、縁を2~3cmほど重ねて張り、重なった部
分を2枚一緒に切って両方の余分を取り除く工法。施工が速く、接
合部分が日立たない。
板の長手を横方向にして、互いに少しずつ重なるように張る工法。
一般に下見板張りといわれ、その水切性能から外装で使用されるこ
とが多い。
板の方向を縦にして張り上げる工法。板の継手は、突付け張り[つ
きつけばり]、合决り張り[あいじゃくりばり]、殺ぎ張り[そぎ
ばり]、矢筈張り[やはずばり]、本実張り [ほんざねばり]、
雇い実張り [やといさねばり]、目板張り[めいたばり]、大和
張り[やまとばり]などの方法がある。
面ぞろ[めんぞろ]ともいい、面落ちに対して、部材を段差なく納
める方法。面一は仕事の精度が要求されるが、建具では常用されて
いる。
框や桟などの仕口において部材に取られた面を避け、その内側にも
う片方の部材を納める方法をいい、面内[めんうち]とも呼ばれる。
施工の逃げがきく納まりなので、内装造作で多用される。また、面
の途中に取り付けるものを面中[めんなか]という。