柱や梁材、建具の框材などの角断面をもつ部材の角を、斜めの平面
やほかの形に削り取ることをいい、それによって生じた表面のこと
を面[めん]という。面取りせずに90度になっているものはピン角
~かど]という。面の見付幅によって大面[だいめん]、糸面
[いとめん]、鉋面[かんなめん]などと呼ばれる。
柱や梁材、建具の框材などの角断面をもつ部材の角を、斜めの平面
やほかの形に削り取ることをいい、それによって生じた表面のこと
を面[めん]という。面取りせずに90度になっているものはピン角
~かど]という。面の見付幅によって大面[だいめん]、糸面
[いとめん]、鉋面[かんなめん]などと呼ばれる。
二つの部材が小さな段差をもって納まる個所の段差のこと。一般的
に和室の真壁における柱と壁の段差のことをいう。
タイルや合板を張るときなどの継目のこと。意匠、施工、材料の特
性に応じて、目地幅[めじはば]と呼ばれる隙間が施される。目地
を積極的に見せる場合と、はっきり見せない場合に大別され、隣り
合う部材の間を密着させ、目地幅のないものを眠り目地[ねむりめ
じ]という。
目透かしの逆で、二つの部材の接合部分に隙間をあけないこと。板
材・ボード類を壁・天井に張り廻す場合や、クロスの仕上げのとき
にも用いられる。突付け部分は精度が問われるため、仕上げの要求
度によっては、施工手間がかかることもある。
二つの部材の接合部分に隙間をあけること。また、板材の継目に隙
間をとって張る目透かし張り[めすかしばり]や、その形状を指す
場合もある。
天井板と直交させて天井板を受ける細い部材。竿縁を使った天井を
竿縁天井と呼ぶ。
竿縁天井の継目を重ねて留めるために付けられる長方形の木製の留
め具。形状がイナゴに似ていることからその名称で呼ばれる。
造作材を上から吊る部材のこと。天井吊木を指す場合が多い。
天井や下地板を打ち付けるための下地骨のこと。天井野縁を受ける
材を野縁受けという。
光を拡散、透過する面状の材料で天井を覆い、その背後に光源を数
多く設置して一面を発光するように設えた天井。同様の照明方式に
よる壁を光壁という。