山形鋼[やまがたこう]のこと。
山形鋼[やまがたこう]のこと。
溝形鋼[みぞがたこう]。Cチヤンともいう。
帯状の肉厚の薄い鋼材。幅は25~300mm,肉厚は6~30mm程度。平鋼
[ひらこう]ともいう。
鋼材規格証明書のこと。鉄骨工事では多数の鋼材を用いるため、単
一のミルシートではなく納入・切断された経路が追従できるように
裏書きされた裏書きミルシート方式が主流である。
錆や黒皮を取り除く処理。圧縮空気で吹き付ける粉粒の材種や大小
により表面の仕上がりが異なる。粉粒の材料別に、鋼球によるショ
ットプラスト、砂によるサンドプラスト、鋳鉄の細片によるクリッ
ドプラストがある。また,サンドプラストはガラスや大理石,金属
などの仕上げ手法でもある。
黒皮の剥がれた鋼材表面が屋外に自然放置され、発生した錆の色が
赤色を呈している状態のこと。錆皮状となって剥がれる浮き錆の状
態は、摩擦面として不適。
鋼材を熱間圧延するときに生じる黒い光沢のある硬い酸化皮膜で、
防錆効果をもつ。ただし,高カボルト接合の摩擦面や溶融亜鉛めっ
きにおける障害になるため,必要に応じてグラインダーやプラスト
処理,酸洗いなどで除去する。
工場で,鋼材の加工・組立てを行う鉄骨製作加工業者のこと。ファ
ブともいう。工場によっては一連の鉄骨製作作業を自社内で行わず、
一部の工程を専門業者に外注している工場も多くなってきており、
この傾向がますます進みつつある。
常温で亜鉛めっきができる塗料。ジンクともいう。めっきの部分的
な補修として刷毛塗りやスプレーで塗布される。
JIS H 8641に規定される鉄骨製品に施す防食めっき方法の一
種。亜鉛を溶融しためっき槽に製品を浸漬して(どぶ漬けともいう)
めっきし,鋼材表面に合金層をつくるため,防食効果が非常に高い。
薄い鋼板の防食に用いられる電気亜鉛めっき[でんきあえん-]に
比べて亜鉛付着量が多い。めっき槽の温度は400℃程度あるため,鉄
骨部材の寸法や鋼種などによっては、めっきにムラや応力負担によ
る割れが生じやすく,対策が必要。また,めっき槽の大きさによっ
ては,部材の寸法形状などの制約がある。なお,電気亜鉛めっきは,
鋼材にはほとんど使われない。