工場で,鋼材の加工・組立てを行う鉄骨製作加工業者のこと。ファ
ブともいう。工場によっては一連の鉄骨製作作業を自社内で行わず、
一部の工程を専門業者に外注している工場も多くなってきており、
この傾向がますます進みつつある。
工場で,鋼材の加工・組立てを行う鉄骨製作加工業者のこと。ファ
ブともいう。工場によっては一連の鉄骨製作作業を自社内で行わず、
一部の工程を専門業者に外注している工場も多くなってきており、
この傾向がますます進みつつある。
常温で亜鉛めっきができる塗料。ジンクともいう。めっきの部分的
な補修として刷毛塗りやスプレーで塗布される。
JIS H 8641に規定される鉄骨製品に施す防食めっき方法の一
種。亜鉛を溶融しためっき槽に製品を浸漬して(どぶ漬けともいう)
めっきし,鋼材表面に合金層をつくるため,防食効果が非常に高い。
薄い鋼板の防食に用いられる電気亜鉛めっき[でんきあえん-]に
比べて亜鉛付着量が多い。めっき槽の温度は400℃程度あるため,鉄
骨部材の寸法や鋼種などによっては、めっきにムラや応力負担によ
る割れが生じやすく,対策が必要。また,めっき槽の大きさによっ
ては,部材の寸法形状などの制約がある。なお,電気亜鉛めっきは,
鋼材にはほとんど使われない。
鋼材の切断方法には酸素とアセチレンの酸化炎を吹き付けて加熱し
ながら切断するガス切断[-せつだん]や、ノコギリによる機械切
断[きかいせつだん]などがある。ガス切断は極厚の鋼材向きだが、
切断面が粗くなりやすく、深いノッチ(切欠き)があってはならな
い。若干高価だが、薄板用のプラズマ切断[-せつだん]も精度が
高い。
CAD情報を用いて実大寸法で描かれた製作用原寸図面のこと。
鉄骨製作業者の工場認定グレード制度のこと。工場のランク(分類)
によって、使用できる鋼種・板厚・溶接材料が限定され、さらに溶
接する場合の施工条件の遵守が盛り込まれている。
工事現場における溶接をいう。本体鉄骨の溶接は、大部分が炭酸ガ
スアーク溶接による。現場溶接は施工条件や入熱・パス間温度など
の影響で強度低下・靭性劣化が懸念され、施工順序やワイヤの選択
などの対策が必要となる。
機械化溶接のこと。マグ溶接も機械化が進み、仕口製作や柱大組な
どの溶接作業も自動化、ロボット化に移行しつつある。
金属の接合方法の一つで、金属自身を溶融または半溶融状態にして
接合する。溶接の技法別の種類には、アーク溶接、スタッド溶接、
エレクトロスラグ溶接、炭酸ガスアーク溶接などがある。
ビードとは溶接作業における溶着部にできる帯状の盛り上がりのこ
とで、表面の外観形状や施工品質の良否のこと。